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2006年7月 5日 (水)

引退とは

中田英寿、引退・・・。
W杯前の対談でカズが「あと2回は出られる」と語っていたので、ひょっとしたらと思っていたのですが、やはりあのブラジル戦のあとの「大の字」はそういうことだったんですね・・・。
色々な意見もありますが、今は見事な引き際だという他はないと思います。
お疲れさまでした。

さて、F1で引退というと何度も宣言しては撤回したマンセル卿がまず思い出されるところですが、印象度でいうと鈴木亜久里 現スーパーアグリ代表の方が心に残っています。

亜久里は先輩中嶋悟の引退に際して、こんな言葉を残しています。
「この世界、あんな風にちゃんと宣言してやめられるのは幸せなこと。」

つまりは契約するチームがなくなったり、あるいは怪我してしまったりと「やめさせられる・やめなければならない」状況に陥ることの方がよっぽど多い。自分で判断してキャリアを閉じられるドライバーははとんどいない。中嶋はそういった点で幸せだと語ったのです。

中嶋は最初の日本人フル参戦ドライバーなので、もちろん見ている側の我々も「引き際」を目の当たりするのは初めてで、当時は全くピンとこないコメントでした。

しかし、奇しくもそのコメントの意味を亜久里自身の引退の際に、我々は知ることになったのです。

亜久里の引退は95年。リジェとの契約のこじれからわずか5戦のみの出走となったこのシーズン、鈴鹿での第16戦日本GP、亜久里は決勝を前に引退宣言をする予定でした。しかし、予選アタック中にS字で大クラッシュ。肋骨を折ってしまい、もちろん決勝は出走できず。引退会見を開くことなくF1を去ったのです。

亜久里の場合引き際はわきまえており、「宣言」出来なかっただけという見方もあるでしょう。しかし、その後引退宣言をきちんと行えた日本人ドライバーは片山右京だけで、その他の3人はF1引退を宣言することなく去っています。

中田や亜久里に限らず、頂点を極めたスポーツ選手の見せてくれる引き際、そのドラマもスポーツを見る上での醍醐味なのかもしれません。

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