2011年4月23日 (土)

グランプリトクシュウ5月号-ラウダのコメントに感銘

F1雑誌、グランプリトクシュウに
オーストラリアGPでの
日本に対するエール特集がありました。

今考えても各チーム、ドライバーからの
メッセージには胸が熱くなるのですが、

今回、ドライバーや関係者からの
コメントがあり、
その中のニキ・ラウダのコメントに
驚きと感銘を受けました。

まず、
ラウダは(富士でのこともあるし)
あんまり日本のこと好きじゃないだろうと
思っていたので、
ちょっと驚いたのと、

ヨーロッパで起こっている原発論議、
原発についての考え方について
コメントの半分以上を費やしていること、
そしてその内容に感銘を受けました。

記事をそのまま転載するのはいけないと思うので、
ちょいちょいぐらいにしておきますが、

原発論議については、
「今回のような問題にぶつかったら、
世界的スケールで結論を得なければならない」
こと

「事故はなぜ起こったのかを見極め、
世界中のすべての原子炉はその弱点を改良すべき」
であること

ラウダ自身は
原子力発電に反対ではなく
「対策をしないことに反対」であること。
(「もはや原子力なしには生きていけない」とも)

「チェルノブイリの事故のあと各国は(中略)
 なにもしていない。」
ことが問題であり
「世界中の都市が同じレベルの安全を手に入れるまで
 改良の手を止めてはいけない。」
「安全に運用するには改良しつづけるしかない」
と結んでいます。

今、各地で起こっている論議、
様々な考え方はあると思いますが、
私は今回の
この意見が自分に一番近いのではないかと
思います。

今回、
政府とか、
企業とか、
一部組織についての批判が多いけれど、

原子力についてはそういうレベルを超えて、
世界レベルで考えることだったんじゃないか、

もちろん、そうしたところの対応に
問題がなかった訳ではなく
(同じ雑誌の別のコラムには
 レース界の常識としての
 「スペアのスペアのスペア」を挙げ、
 対策の甘さを指摘しています)
そこに組織としての問題もあると思います。
が、
そういうレベルを超越したところでの
対応が必要なのではないかと。

同じ特集で
ルノーのブイエ代表も
原発の問題について大部分を割いています。

こちらも
あんまり好きだなぁという人物ではなかったのですが、
今回のコメントには感心しています。

細かい部分は割愛しますが、
「我々にはエネルギーが必要」
であり、
化石燃料による発電に対しての限界を
指摘すると共に
「新しいエネルギー源として原子力を認めるべき」
であるとともに、
「もちろん、原子力がすべてではな」く
「原子力の危険もない、
石油や石炭のように空気汚染もしないという」
「新しいエネルギー源」
が見つかれば
それを使うことを勧めています。
その上で、
先延ばしをせず、
結論を出さなければならないとしています。

これについても
同意することの多い意見だと思います。

今回、
夏場の電力の補完に
ガスタービンの増設や、
火力の再稼働などが勧められていますが、
それは一時的にすべきであって、
原子力の危険と同等レベルの
環境破壊という危険が迫っていることを
あらためて認識すべきではないでしょうか。

F1雑誌を読んで
こんな事を考えようとは・・・。
ちょっとビックリした休日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月 5日 (水)

「そのときは彼によろしく」

本来GP感想の日ですが、今日はお休み。

気になっていた本を読み終わったので、
感想など。

「いま会い」の市川拓司の小説は、
「ちょっとSF」なので、
人によって好き嫌いはあるのかもしれませんが、
おいらにはこの人のSF加減は好きです。

今回の「そのときは彼によろしく」も、
ちょっとSF。
ただ、そのSFはエッセンスでしかなくて、
その普通であれば「あり得ない」ことが、
人物たちの思いであったり、
絆であったりという大事な部分を際だたせています。

優しい世界の優しくない「現実」
その「現実」の部分がSFのエッセンスになっていることもあり、
物語の中盤以降の展開には引き込まれて、
一気に読み進めてしまいました。

映画から「いま会い」を見た人にもお勧めできると思います。

特にラストに安心が待っていたのがおいら的には良かったです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)